【番外編】エンジンオイル、高いのが本当にいいオイル?
エンジンオイルの四方山話。
まずは何からできているか。
①鉱物油
②化学合成油
大きく分けてこの2種類です。
①の鉱物油は、原油を精製して作られたオイル。
そのグレード(精製度合い)によってGr.Ⅰ~Gr.Ⅲまで区分けされます。
Gr.Ⅰは、精製度合いが比較的甘く、不純物が多め。そのため見た目も茶色系の“あめ色”です。
しかし、これがGr.Ⅲとなると“水”のように透明で、不純物が徹底的に除去され化学合成油に近い
性能を持ち、現在ボトムレンジのオイルにもだいぶ使われています。
このGr.Ⅲはハイドロクラッキング油とも呼ばれ、不純物に水素をぶつけて除去するイメージの水添処理という
精製を経て生産されます。ちなみに世界最大の供給力を持っているのはお隣の国、韓国。
次に②の化学合成油。
主にエンジンオイルに使われる化学合成油は、石油由来のPAO(ポリアルファオレフィン)と、
脂肪酸とアルコールが原料のエステルがあります。
PAO(通称パオ)は、主にエクソンモービルが製造しています。
-40℃ぐらいの中で、凍ったバナナで釘を打つCMがありましたが、あのCMでトロ~リしてたのがPAO。
熱に強く、極寒の状況でも固まりにくいのが特徴。
エステルは、脂肪酸とアルコールを原料に造られる、生分解性もあるオイル。
PAOのような特徴と共に、さらに『金属に電気的に吸着する』という優れた特徴を持っています。
これらの原料に添加剤(酸化防止剤や極圧剤(潤滑性を良くする))などが配合され、
エンジンオイルとなるんです!
さて、エンジンオイルはやっぱり『高いオイルはいいオイルですよね?』っていう質問が時々あります・・・。
この答え、YESでもありNOでもあり・・・。
ヒロ的には、コストパフォーマンスを考えるとどちらかというとNOかな。
4Lで980円のものと、15,000円のものがあれば、当然15,000円の方が潤滑性能は高くなって、
いいオイルとなります。(そりゃ980円より高い原料使ってますし・・・)
しかしヒロが考えるのは、その『15000円の内訳』。
ヒロが在籍していた潤滑油メーカーでも当然エンジンオイルは主力商品。
その時に量販店で他社の色々なオイルのお値段を見ていると、『こりゃぁボッタクリだろ~~』と
思わず思ってしまうオイルもちらほら・・・
原料コストなどからみたら、これはどうにも取りすぎじゃ・・・なんて思ったものです。
製品のコストには、研究開発費や製造コスト、人件費などが反映されます。
そしてエンジンオイル、特に高いオイルには趣味性の高さ、嗜好品のニュアンスが入ってきます。
趣味性の高いものは、イメージ戦略が重要になってきます。
例えば、無名のメーカーの財布に10万円払うなら、グッチやカルティエに10万円をだしてしまうような
消費者のブランドイメージを作るための費用が、エンジンオイルといった消耗品にも適用されるのです。
F1やGTレースのスポンサー費、雑誌などの広告宣伝費、イベントへの協賛、キャンペンガール・・・etc.
こうして実際のコストから大きくかけ離れた、性能に見合わない金額の商品を『高いから、いいものだ!』と
思って買ってしまったりする危険性があります。
中身は○○○なのにパッケージが変わったら、『えぇ~~~!なんちゅう値段!!』なんてことも・・・
逆にすごいオイルなのに、安い定価設定をしたばっかりに売れなかったオイルだってあるんです!
(実際、あるエンジンオイルは本当に耐久レースで使われているものを6000円程度で出したところ、
レースで使ってるやつがこんな値段なわけがない、といって誰も買ってくれなかった・・・なんてことも!)
なので、ヒロは『高い=いいもの』ではなく、『いいもの → 結果的に高かった』であればいいと思います。
安くても性能やフィーリングに優れたものはたくさんあります。
値段ではなく、実際のフィーリングなどを基準に選んでみるのも一つかもしれません。
愛車を修理するか、それとも・・・?!
「修理代が思った以上に
かかってしまいそう・・・」
「キョリも年数も乗ったし
どうしようか?!」
もしあなたが修理をしないで
他のクルマへ買い替えるのも
一つの選択肢として考えるのであれば
それが新車であったとしても、
中古車であっても知っておかないと
損をしてしまう注意点があります。
それは・・・
あなたのクルマには価値がある!
あなたは自分の愛車に
どれぐらいの買取査定がつくか
イメージがわきますか?
いま愛車にどれぐらいの
価値があるのか、
買取相場はいくらなのか
といったことを把握してなければ
大きな損をする可能性があります。
自分もクルマを買い替える時に
驚きの出来事がありました。
6MTのスポーツ車、
CL7アコードユーロRを
11年乗って12万3000㎞。
結構距離を走っているし
10年越えのクルマだけど
「ユーロRなんだから10万や
15万くらいの値はつくだろ」
と思っていたんです。
近所の中古車販売店に
気になる車の出物があったので
クルマを見に行ったついでに
その販売店に下取り金額を
聞いてみると・・・
10年超えてるので
当店では買取できませんね~
という、衝撃の一言。
さらに追い打ちで、
1~2万ぐらいは値引きしますよ~
なんてことを言われ・・・。
さすがにこれじゃ
乗換えするにも予算不足と思い、
インターネットの無料一括査定で
12万㎞オーバーで10年越えの愛車が
本当に値がつかないのか確認を
してみたんです!
一括査定を申し込んだら各社から
ポツポツとメールが帰ってきて
・A社・・・15万円(おっ?!)
・B社・・・20~30万円(えっ!?)
・C社・・・30~50万円(いいんですか!?)
と、販売店では
「買取できません!」と言われた
12万㎞オーバー10年越えのクルマが
結局45万円で売却することが
出来ちゃいました^^
いま思えば屈辱だった
買取できませんという言葉も
あの時に
「15万で買取りますよ!」
なんていわれていたら
30万円も損するとこでした・・・。
こんな経験が実際にあったので
あなたも愛車の価値は知っておいて
損はないはずです!
大切に乗ってきた
愛車を修理するにしても、
修理せずに他のクルマへ
乗換えをするにも、
まずはネットの一括査定で
「買取相場はいくらか」
ということを知っておけば、
きっとあなたの
選択肢が広がるはず。
残念ながら
「そんな金額なの?」という
予想を下回る査定であれば
修理をして乗リ続ける方が
メリットあるなと判断ができますし、
逆に一括査定の結果が
「スゴ!高っ!!」
っていう想像以上に高額な
買取り査定がでるのであれば
値段が高いうちに
気になる新車や中古車へ
オトクに買い替えることも
できちゃいますしね^^
まずはあなたの愛車の価値、
確認してみてはいかがでしょうか!?
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2011年12月11日 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:番外編